ロボット稼動・世界1、35万台、米国の約3倍、世界の42%

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本日10/31の日経本紙に素晴らしい連載記事(『成長を考える<第1部=もっとできる>(2)』がありましたので、早速そのハイライト部分のみをダイジェストしてご紹介させていただきます。

1.「制御機器を製造するIDECの滝野事業所(兵庫県加東市)にはトヨタ自動車、キャノンなど大企業の見学依頼が引きも切らない。関心の対象は「千手観音モデル」と呼ぶロボットだ」「2本の腕がそれぞれ6本の手に分かれ、その先に合計26本の指。回転する手が小さな部品をつかみ、組み立てていく。
生産速度は人間の10倍」「24時間・連続稼動させれば、百万台で3千万人分の労働力をまかなえる」


2.「日本は35万台余りの産業用ロボットが稼動する世界1のロボット大国だ」「生産国としても世界最大。現在6千億円前後のロボット国内市場は2025年には6兆円を超えるとの予測もあり、日本の将来の経済成長力を左右する要因の一つになりそうだ」
「世界のロボットの実に42%が日本に集中し、自動車の溶接や電子機器の半導体実装などに投入されてきた」
「ロボットセル生産など複雑な作業をこなせる高機能ロボットも現れ、ロボットが日本の製造業の高い生産性を支える構図は変わっていない」
「ただ、非製造業向けロボットの研究開発では米欧が先行しており、日本のロボット大国の地位が揺らぎかねない」

ただし他の革新的な科学技術と同様に、ロボット技術には米軍に見られるような軍事ロボット(人を殺す自動ロボットの開発と配備)への転用という陰の部分があることを忘れてはなりませんね。

日本は有名な『アシモフの3原則』を遵守。あくまで人を殺さない平和ロボット、民生ロボット、産業ロボット、生活支援ロボット、娯楽ロボットなどの開発・販売・メンテに徹して、世界的な貢献を果たしていくべきであることはもはや国是と考えてもよいのではないでしょうか。
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