伊藤淳子訳「心が安まる老子」

第十六章 根にはじまり、根に戻る


心を空っぽにして、静かに観察していると、草木などが生長し、根源に戻っていく様子がわかる。
盛んに茂っている植物も、いつかは、根っこに戻る。

根っこに帰ることは、静寂を取り戻すことであり、生まれた時の姿に帰ることだ。
これは普遍の法則なのだ。
どんなに隆盛を極めていてもからなず、根っこに戻る。
それを忘れてはいけない。

どんなことでも、包容していこう。
わけへだてなく包み込み、同等に扱おう。

公平無私を実行できる人には、帝王の徳が備わっている。
これは、天と一体である生き方であり、永久不滅である。

  • 「心が安まる老子」の著者伊藤淳子さんからメールを頂きました

下記に掲載します。
大西様
「心が安まる老子」の翻訳?者の伊藤淳子です。ブログでのご紹介、ありがとうございます。
今日(というか、さっき)テレビで、農薬散布によって、子供たちの神経回路の発達以上が起るというよう
なレポートを放映していました。農家のみなさまのご苦労を思うと、勝手に食べるだけの都会人たちの勝手な言い分は心苦しく思う部分もありますが、農業や食は、日本の未来をも担っていると考えますと、やはり有機栽培や、せめて低農薬で作っていただきたいと思うばかりです。


「ちろりん村」というと、世代が同じような気がします(笑
先日、某講演で「アンノン族」と言ったら、参加者の半数が知りませんでした(笑)
日本の未来は、どうなるのでしょう?
よくならないまでも、悪くならないようにがんばらなくちゃいけませんね。
突然のメールで失礼いたしました。
伊藤淳子