伊藤淳子訳「心が安まる老子」

第十八章 乱世だから忠義が生まれた


昔は、誰もがあるがままに生きていた。
しかし、今はそうはいかない。
ふつうに生きることが難しい世の中になって人々の心が荒廃してくると、礼儀作法のような、人々を規制するルールが生まれた。
おまけに、みんなが小賢しい知恵を持つようになって、だましあいが盛んになってしまった。


昔は、勉強などしなくても、家族や親族は仲良く暮らし、国家も自然に成り立っていた。


あるがままに生きることが難しくなると、親族間も不和になり、それを正すために孝行や、慈愛といった教育が必要になった。
同様に、国家が乱れたからこそ、忠臣が生まれたのだ。

  • 「心が安まる老子」の著者伊藤淳子さんからメールを頂きました

下記に掲載します。
大西様
「心が安まる老子」の翻訳?者の伊藤淳子です。ブログでのご紹介、ありがとうございます。
今日(というか、さっき)テレビで、農薬散布によって、子供たちの神経回路の発達以上が起るというよう
なレポートを放映していました。農家のみなさまのご苦労を思うと、勝手に食べるだけの都会人たちの勝手な言い分は心苦しく思う部分もありますが、農業や食は、日本の未来をも担っていると考えますと、やはり有機栽培や、せめて低農薬で作っていただきたいと思うばかりです。


「ちろりん村」というと、世代が同じような気がします(笑
先日、某講演で「アンノン族」と言ったら、参加者の半数が知りませんでした(笑)
日本の未来は、どうなるのでしょう?
よくならないまでも、悪くならないようにがんばらなくちゃいけませんね。
突然のメールで失礼いたしました。
伊藤淳子