伊藤淳子訳「心が安まる老子」

第二十四章 虚勢を張らない


つま先立ちで背伸びしたら、長く立っていられない。
大股で闊歩するのも、長い距離は無理だ。


自分がどんなに素晴らしいか
自己顕示しても、他人には評価されない。
自分の意見が正しいと固執しても、賛同を得ることは難しい。
素晴らしいことを成し遂げても、威張っては台無しだ。


地位や肩書きを誇っても、そのポジションを
ずっと維持することなどできない。


虚勢を張ったり、見栄を張ることを、余食贅行(よしぜいこう)と言う。
過度な食事やおせっかいのようなもので、他人から嫌われる行為である。


人の上に立つものなら、そうしたふるまいは慎むことだ。

  • 「心が安まる老子」の著者伊藤淳子さんからメールを頂きました

下記に掲載します。
大西様
「心が安まる老子」の翻訳?者の伊藤淳子です。ブログでのご紹介、ありがとうございます。
今日(というか、さっき)テレビで、農薬散布によって、子供たちの神経回路の発達以上が起るというよう
なレポートを放映していました。農家のみなさまのご苦労を思うと、勝手に食べるだけの都会人たちの勝手な言い分は心苦しく思う部分もありますが、農業や食は、日本の未来をも担っていると考えますと、やはり有機栽培や、せめて低農薬で作っていただきたいと思うばかりです。


「ちろりん村」というと、世代が同じような気がします(笑
先日、某講演で「アンノン族」と言ったら、参加者の半数が知りませんでした(笑)
日本の未来は、どうなるのでしょう?
よくならないまでも、悪くならないようにがんばらなくちゃいけませんね。
突然のメールで失礼いたしました。
伊藤淳子