伊藤淳子訳「心が安まる老子」

第五十一章 徳のパワー


理念や品性など、
徳となるものを身につけ、
自分なりのスタイルを形作ろう。
人となりとは、
生き方に現れるのだ。


すべてのものが、
生まれてからずっと、
それぞれのやり方で生きている。


生きるためにどうしたらいいのか、
どうしたら徳が身につくのか、
どんな人が尊敬に値するのか・・・


そうしたことは、
だれかの指示ではなくて、
ごく自然に、
身についていく。


生きていく過程では、
学び、
成長し、
発展し、
完成し、
成熟し、
擁護し、
保護される。
なにかを成したからといって、
それを自分のものだと、
威張ってはいけない。


なされるがまま成し遂げていく、
不思議なパワーを感じることだ。


  • 「心が安まる老子」の著者伊藤淳子さんからメールを頂きました

下記に掲載します。
大西様
「心が安まる老子」の翻訳者の伊藤淳子です。ブログでのご紹介、ありがとうございます。
今日(というか、さっき)テレビで、農薬散布によって、子供たちの神経回路の発達異常が起るというよう
なレポートを放映していました。農家のみなさまのご苦労を思うと、勝手に食べるだけの都会人たちの勝手な言い分は心苦しく思う部分もありますが、農業や食は、日本の未来をも担っていると考えますと、やはり有機栽培や、せめて低農薬で作っていただきたいと思うばかりです。
伊藤淳子