伊藤淳子訳「心が安まる老子」

第六十八章 不争の法則


立派な武将ほど、
猛々しいところがない。
交渉上手な人は、
感情にまかして怒ったりはしない。


最終的に勝利に持ち込むことがうまい人は、
決して、相手と戦ったりはしない。
また、人を使うことが上手な人は、
腰が低いように見える。


戦わなくても手に入ることや、
他人の持っている力を利用すること、
運命に身をまかせることは、
昔ながらの法則だ。


  • 「心が安まる老子」の著者伊藤淳子さんからメールを頂きました

下記に掲載します。
大西様
「心が安まる老子」の翻訳者の伊藤淳子です。ブログでのご紹介、ありがとうございます。
今日(というか、さっき)テレビで、農薬散布によって、子供たちの神経回路の発達異常が起るというよう
なレポートを放映していました。農家のみなさまのご苦労を思うと、勝手に食べるだけの都会人たちの勝手な言い分は心苦しく思う部分もありますが、農業や食は、日本の未来をも担っていると考えますと、やはり有機栽培や、せめて低農薬で作っていただきたいと思うばかりです。
伊藤淳子