伊藤淳子訳「心が安まる老子」

第七十章 玉のような真実を心に抱く


私の言葉は、
とてもわかりやすく、
実行しやすいのに、
理解する人は少なく、
実行する人もいない。


私の言葉の
ひとつひとつには、
ちゃんと理由があり、
私の行動には、
中心となる信念がある。


ところが、
世の中の人々には
それがまったくわからない。
だから、私の真実が伝わらない。
しかし、
私のことをわかる人が稀だから、
私の存在は貴重なのだ。


すばらしい人は皆、
着の身着のままのような服装だが、
心にはしっかりと
玉のようにたいせつな真実を
抱いている。


  • 「心が安まる老子」の著者伊藤淳子さんからメールを頂きました

下記に掲載します。
大西様
「心が安まる老子」の翻訳者の伊藤淳子です。ブログでのご紹介、ありがとうございます。
今日(というか、さっき)テレビで、農薬散布によって、子供たちの神経回路の発達異常が起るというよう
なレポートを放映していました。農家のみなさまのご苦労を思うと、勝手に食べるだけの都会人たちの勝手な言い分は心苦しく思う部分もありますが、農業や食は、日本の未来をも担っていると考えますと、やはり有機栽培や、せめて低農薬で作っていただきたいと思うばかりです。
伊藤淳子