伊藤淳子訳「心が安まる老子」

第七十一章 知らないことを知る


生きていくうえで、学ぶことは多い。
知っていると思っていることでも
熟知しているとは限らない。
まだまだ知らないことが多い。
そう、謙虚に受け止めよう。


知らないことなのに、
知っているふりをする人が、
世の中には少なくないが、
それは一種の病気である。


すぐれた人はこの病気にかからないが、
それは、
知ったかぶりは病気のようなものだ
と、自覚しているからだ。


  • 「心が安まる老子」の著者伊藤淳子さんからメールを頂きました

下記に掲載します。
大西様
「心が安まる老子」の翻訳者の伊藤淳子です。ブログでのご紹介、ありがとうございます。
今日(というか、さっき)テレビで、農薬散布によって、子供たちの神経回路の発達異常が起るというよう
なレポートを放映していました。農家のみなさまのご苦労を思うと、勝手に食べるだけの都会人たちの勝手な言い分は心苦しく思う部分もありますが、農業や食は、日本の未来をも担っていると考えますと、やはり有機栽培や、せめて低農薬で作っていただきたいと思うばかりです。
伊藤淳子