謎が解ければ簡単明瞭

早朝、ハタと気が付いた。以前から雨水マスに水が貯まっていないのがあるので変だなあと・・・なにげに思っていたが、深く考えることもなく気にもしていなかった。ところが最近、エアコン室外機から大量の排水が常に捨てられていて、モッタイナイから雨水タンクに溜めようと農業用の透明パイプ(エアコン配水管の外径より7ミリ内径が大きい)をエアコン配水管の外側に差し込み建物南西角にある雨水排水マスに引導した。しばらくして排水マスにボタボタと相当量の水が流れ落ち込みだしたが一向に水が貯まらない。暑いから蒸発しているのだろうか? それとも排水マスはセメントだから染み込んでいるのだろうか? 二・三時間後も同じ状態だ。それでも先程気付くまでは、そんなもんかもしれないなあ・・・でもなんか変だなあだった。ちなみに、他の排水マスは常に水が貯まっているようです、当然です。
しかし、今は気付いてしまった(笑) その排水マスには屋根の雨水がトイを経由して大量に流れ込んでいるのだ、その排水マスだけ特別に蒸発したり染み込んだりするわけがない、新築の建物ですからね。マスの底に穴かヒビがあるはずである、さあどうする。過去にも水道メーター枠の陥没などがあったなあ。このさいは工事人個人に連絡してすますわけにもいくまい、設計事務所へ報せ、建築会社のお偉いさんにも報せなくてはなるまい、基礎的な失点ですから。
排水マスの地盤付近に通水しやすい箇所や空洞などがあれば液状化地盤沈下あるいは建物の崩壊、そこまではいかなくても基礎が沈んだり、逆に浮いたりで建物にヒビが入ったり傾いたりの原因になる。これは一大事ですぞ。
「謎が解ければ簡単明瞭」なんて、呑気にしている場合じゃない。今日も一日忙しいのに、ったく!
なお、排水マスに常に水が貯まる理由は、トイから流れ込んだ水が一旦各排水マスに入り、その水の中にある土やドロが排水マスの底に貯まるような構造になってるようです。でないと土やドロなども全て雨水タンクに流れ込みますから。つまり、排水マスの底より高い位置に雨水タンクへの排水口が設置されているのです。排水口のしたから底までは10センチ以上あります。
皆さんの会社や家庭の排水マスを調べてください、水が貯まっていなければ、何らかの問題があるはずです。
http://www.niji.or.jp/chirorin/jpg/2007/06/070628_0605.jpg
↑携帯カメラで撮影しておきました、底が見えてるでしょう。