不揃いのホーレン草

収穫1ヶ月前頃の白菜の回りに移植ポットや筋蒔きしてしたホーレン草の小さな苗を移植しておきます。大きくなった白菜を収穫すると、それまで辛抱していた小さな苗がグングン大きくなります。白菜の外側の葉が大きくなればホーレン草の日陰にならないよう少しだけむしり取ってやれば十分です。一日で少し日があたれば苗も生き延びていますよ。苗のその後の成長は不揃いになり、同じホーレン草の種から育ったとは思えない姿になり楽しいです。葉の形や色が一株一株違っていて大きくなった物から収穫し店頭に並べています。
ちなみに、鶏も自然に近い環境で飼うと卵の殻の色が微妙に違ってますよね。昔高知県香川県の山中で自給自足生活をしていて、地鶏を10羽ほど放し飼いしていたのですがその時の卵の色は、一個一個がまるで宝石のように美しくいつまでも眺めていたのを思い出しました。宝石といえば、エコ菜園にイチゴとロケってルッコラのポット苗を置いているのですが、昨日その美しさに見とれておりました。イチゴの葉が数枚真っ赤になりルッコラには花が咲き根本の葉は透き通ったダークなロースマリー色とでもいうのでしょうか、緑の葉と紅葉した葉のハーモニーが宝石のように輝いていました。俺の目がおかしいのかな(笑)携帯のカメラで撮ろうと思い、でもとてもカメラでは捉えることが出来ないだろうと諦めました。
人間も同じく、不揃いな野菜達こそ自然な姿ではないかとホーレン草を観察していて思うのです、金太郎飴のようなものを作りたくもないし、作ってはいけないと肝に銘じて生きていきます、ふぞろいでいいのです。