川は横に長い井戸

これも私の仮説だが、先日の「水は生まれた場所に戻る」という表現が分かりにくいので川も横に長い井戸と考えれば理解されやすいのではないか。水量が豊富だからと、他の水系に横取りすれば当然井戸が涸れるように、その川の水系の水も涸れる。同じ水系の中で使用すれば再び水は元の川に戻る、井戸の水も汲み上げた場所付近で使えば(下水道などに流さないで)いつまでも涸れることはない。川の水はいずれ海へ流れ去るのだから横取りしてもなんの問題もないと考えるのは猿知恵である。
雨は、その水系に必要な量が降ってくる、古代の大陸で緑の大地が砂漠になったのは水を使いすぎたのではない、木を切り森を潰したせいである、決して畑に水を使用したせいではない。早明浦ダム上流に降る雨の量が減っているのは川を堰き止め他の水系(香川県側の水系)に横流ししているからだと思う。
このまま放置すると、早明浦ダム上流域の雨量は減り、ダム周辺の環境が破壊され、香川県側では大雨・大水で苦しむことになる、しかも、購入した貴重な水を余ったからと言って普段は瀬戸内海に放出し続け、床上浸水で死者まで出ているのに断水で県民が日常的に苦しむ事態になりかねない、いや、既に何度か経験済みではないか。香川県は一刻も早く水の自給を目指せ。