新内海ダム中止は香川百万県民の願い

涙なくては語れない、いや、書けない、寒霞渓の自然を守る連合会代表山西克明さんの直訴状を掲載します、この直訴状をパソコンで入力しながら溢れる涙をティッシュぺーバーで拭いぬぐい全文を打ち込みました(泣)まず、国土交通大臣前原誠司さんに対する直訴状から。続編「小豆島の灯が消える日」は、後日掲載予定。

拝啓 国務・政務でご多忙の中、私たち国民のため、連日連夜ご活躍のご様子、心からお礼申し上げます。
さて、つい先日(12月12日)は、わざわざ離島小豆島までお越しいただき、問題山積の「内海ダム」をご視察いただき、大変感謝いたしております。ありがとうございました。
行政(県と町)を巻き込んだのか、それとも行政に巻き込まれたのか、新ダム建設に躍起になっている悪党どもは、ウソから始まり、いまだに「ウソ」を声高に叫び続けて、がむしゃらに建設の実現を一気に計ろうとしております。先祖代々、ダム直下に住む私たちは、彼ら推進派には、まったく「真実」も「真実味」も、ともに無く、国と住民を如何に騙そうかということのみに専念してきており、いつの日にか、お役所によってこの虚偽を見破って頂けるものと信じ、この十余年間、反対運動をし続けてまいりましたことは、ご承知のとおりでございます。
その虚偽の事実を、いくつかご紹介させていただきますので、どうぞ引き続きお目通し下さい。
一、昭和36年に集中豪雨に見舞われた時には、ダム管理人が持ち場を勝手に離れていたので肝心な水門操作が出来ず、そのために大量の水が堰堤をオーバーフローし大騒ぎになりました。このときには大勢が見守る中を、2名の住民が命綱を付けて必死の水門操作をし、大難を免れた事実を行政は未だに認めようとはせず、県も町も「あれは天災だった」と主張し続けてきました。
二、昭和36年の越流事件以後に、住民らが災害防止対策の要求をしても一向に応じないばかりか、堰堤の構造改修(自然捌口の新設)の要望にも「このダムは水には強いダムなので改修の必要はない」と、20年近くまったく取り合わなかったのであります。
三、今回のダム再開発問題につきましての、一番最初の説明会会場では「今後は情報交換に努め、特に直下住民の全員から賛成が得られるまでは工事にはかからせません」と言い切った行政代表の森口達夫氏(直前まで内海町議会議長:当時のダム特別委員長)の約束を信じ、直下住民は県の地盤調査(ボーリング)に同意しました。
四、この固い約束にもかかわらず、推進派は手っ取り早い方法として、全町の自治会・婦人会・青年団・(ただし老人会と消防は時期尚早と不参加)などを総動員して署名運動を実施し、署名しない者は「村八分」とまで責め立てて、強引に署名集めをしました結果「八割の署名が取れたからダムを推進する」と理由作りをして、強引に問題をすり替えてしまいました。
五、当初のダム計画は、阪神淡路クラスの大地震対策として、堰堤の強化を図るということでしたのに、やがてこの際に、堰堤を2〜3メートル嵩上げして50〜60トンの容量にしたいと言い出し、それが間をおかずに署名結果を錦の御旗に、現在計画の106万トン巨大ダムの話しにしてしまい、挙げ句の果てに、もうこの案からは一歩も引けないと主張し始めました。(変更すれば、国からは仕返しとして他の公共事業がしてもらえなくなると、言い出しました)
六、県からは「地質も地盤もダム建設には何の不安もありません。頑強な岩盤があり好適な場所で一切問題がありません」と聞かされ続けてきましたのに、本当は現在のダム水門直下に、3本の断層があり、その上に堰堤取り付け予定の両袖側ともに、頑強な岩盤が無く、やむをえず人工アパットメントで代行するなどの大問題を、住民が指摘するまで発表しなかったという悪質な態度は、絶対に許せるものではありません。
七、基本高水につきましても、専門家により30%以上の水増しがあることが指摘され、現在もその問題を論争中であります。
八、過去の災害はすべて西城川で起きたものであり、仮に問題の内海ダムが完成したとしましても、まったく筋違いの話で、一切災害防止に役立つものではありません。さも関係があるかのように、当初から無理につないだ話しにしていたものが、今回(平成21年12月7日付け)の香川県議会鎌田議長の鳩山総理宛のお詫び書面により、化けの皮が完全に剥がれましたことは、大臣ご承知のとおりです。
九、県は計画の堰堤拡張により、別当川の支流であります青木川荒神川を新たに取り込むことになることは発表しましたが、そのことは同時に大量の生活排水や屎尿汚水の流入につながることは、今も一切説明をしておりません。
十、県は該当区域の環境調査や生物調査は非公開で実施し、肝心なところは秘密にしており、影響調査は極めて低く抑え、しかも全町民への説明会や、第三者提案によるシンポジウム実施の提案には、一切聞く耳を持たない姿勢を今も変えずに通し続けています。
十一、NPOグループがハガキにより、全島民を対象に実施した内海ダムの意識調査結果は、賛否半々でしたが、行政はまったく無視し続けています。
十二、八でも申し上げましたが、昭和49年と51年の大災害発生の際に、内海ダム直下では68名もの死者が発生したかの如く、最初から最後まで言い続けたり、ダムの説明会は何十回も実施したと町長や知事は叫び続けてきましたが、これとても相手は賛成者ばかりを集めてのことで、私たち直下の人間を除外しての話であります。ついでに申し上げますと、別当川流域外の人たちは、ダムが出来ることさえ知らない人たちが大勢いるのが現状です。
振り返ってみますと、間もなく7年前のことになりますが、平成15年の1月31日に、町と地元対策協議会の間で交わした「内海ダム再開発最終協定」の締結調印に際し、会長の平野氏は「これで渇水、洪水の心配のない島になります」と挨拶していますが、思い違いも甚だしいことであり、これは単に別当川水系のみに言えることです。おまけにこの水系では、過去に人命に関わる災害は一度も起きていません。特にこの時交わされた協定書には、草案にあったダム直下の住民、いわゆる「北区住民の要望を尊重する」という文言は完全に抹消されたものであります。おまけに私たち(山西・森)を対策協議会の委員から一方的に除名しての作業でありました。その後は除名された本人はもとより、家族の傍聴も許さないという、非民主的な会議で、ことごとく町・県よりの振る舞いをしてしまって今日に至っております。
県知事も町長も共に来年の選挙には立候補をしないと宣言した今、推進派は事成れりと気を許したのか、それとも良心のかけらがあったのか、議長声明で、あまりにもひどいウソの修正をしたのであります。これで再開発の大きな治水の根拠は崩れ去りました。利水においても同様で、今では県下一、小豆島は水の豊富な地区になっております。
以上の通り、行政主導で強引に進められてきた「内海ダム問題」は、ここへ来て大きな綻びが次々と出ております。
本日お届けの資料をご覧いただき、新年に予定されています「有識者会議」では、不要の判定を下されますよう衷心よりお願い申し上げます。
また現在、内海ダムに関する訴訟問題が二件起こされ、高松地方裁判所で審議の真っ最中であります。ですから補助金手当の中止はもとより、事業認定の取り消し、または延期・修正など、大臣の大英断におすがりしたいと懇願申し上げます。
本日お届けの資料にお目通し頂けますならば、当ダム建設の理由づけと今までのやり方が、不合理極まるものであることが、一瞬にしてお分かり頂けると確信しております。どうぞよろしくお願い致します。  敬具

平成21年12月22日
寒霞渓の自然を守る連合会 代表 山西克明
住所 香川県小豆郡小豆島町神懸通り 甲1689-2
電話(FAXとも)0879-82-4634(留守中も受信可能です)

      • 引用ここまで---

年末で大忙しな時期に俺は何やっとンじゃ(笑)これも性分ですからm(_ _)m、でも今年の年末セールは破格です、価格破壊も何のその、スタッフ全員神経がピリピリです、うっかりしたことを言おうものなら皿や茶碗が飛んできそうですから(泣)まあまあ、そうピリピリしなさんな、戦(いくさ)は体力勝負ですからのんびりやりましょう、腹が減っては戦が出来ぬ、飯を食って、よく寝ることが肝要(笑)

新内海ダム中止!年末テント村は寒さのため中止(笑)店内レジにて署名用紙と資料をお配りしています。


自然食品ちろりん村新店舗
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↑ちろりん村新店舗がとりあえず2006年12月25日午前10時オープンしました、皆様のお越しをお待ちしています。
住所は〒760-0077高松市上福岡町2058-2(レインボー通りコジマ電気西へ50m)店舗専用電話087-837-2976
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↑お店の裏のエコ菜園。

↓店長(大西王仁)の「ちろりん村のショップ日記」↓
http://d.hatena.ne.jp/wanionishi/

http://www.niji.or.jp/chirorin/MENU/OMISE/misenotizu.html
↑新店舗・新社屋の地図。

http://www.niji.or.jp/chirorin/
↑無農薬有機栽培と自然食品のお店ちろりん村(宅配もあります)のホームページ

「自然食品 宅配」で検索したら、ヤフーランキング第一位↓
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E8%87%AA%E7%84%B6%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%80%80%E5%AE%85%E9%85%8D&ei=UTF-8&fr=top_table&x=wrt
「自然食品 宅配」で検索したら、グーグルでは第三位↓
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E8%87%AA%E7%84%B6%E9%A3%9F%E5%93%81%E5%AE%85%E9%85%8D&lr=


グーグルマップの現地地図と衛星写真
http://www.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E9%AB%98%E6%9D%BE%E5%B8%82%E4%B8%8A%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E7%94%BA2058-2&ie=UTF8&om=1&z=15&ll=34.326922,134.0626&spn=0.016196,0.043216&t=h&iwloc=addr
↑矢印右側影の部分が弊社新社屋建設現場です、高松市上福岡町2058-2(レインボー通りコジマ電気の西50m)電話087-837-4568
現在、弊社の建物はグーグルマップに反映されていません。


ちろりん農園エコ菜園(菜園の写真は毎回更新)
二階から撮影↓
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↑ちろりん村店舗裏にあるエコ菜園東側。

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↑ちろりん村店舗裏にあるエコ菜園真ん中。

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↑ちろりん村店舗裏にあるエコ菜園西側。