小豆島の新内海ダム計画に思う

香川県小豆島町(旧内海町)の醤油メーカー老舗、丸島醤油会長山西克明さんが命懸けで社運をかけて訴えている、この声を聞かずして、食品問題や環境問題を語る資格があろうか、聞くも涙、語るも涙である。新内海ダムに賛成したり、見て見ぬ振りをすることは天に唾する行為、恥ずかしくて申し訳なくて、穴があったら入りたいと思うのが人であろう。
以下↓に全文を掲載します。

      • 引用ここから---

小豆島の灯が消える日(山西克明)
「新内海ダムが完成して、小豆島の企業が全滅する日を憂いて」
国立公園第1号指定地区の中核をなし、渓谷美と風光明媚を世界に誇る、有名な小豆島・寒霞渓の麓に、突然「巨大ダム」建設の話が降って湧き、遮二無二強行されようとしています。阪神淡路大震災までは、既存のダム(貯水量十四万トン)堰堤の強度に太鼓判を押していた県が、突然、堰堤の改修をしようかと言ってきたのが始まりです。
かねてから、堤防の修理を申し出ていた該当集落の住民は、とにかく話を聞いてみようと、何も疑わず耳を傾け、まず地質調査に賛同したのであります。その途端に主題の巨大ダム(貯水量一〇六万トン)計画が発表されたのであります。あまり規模を拡大せずに、堤防の補強を期待していた住民が、意義を申し出ても行政側は「国の指導だから一歩も後には引けない」と強行に住民に圧力をかけ、賛成多数派工作を執拗に繰り返し、強引な作業で集めた八割の賛成署名を振りかざして、町と県は国へ早期着工を迫り、付帯工事を強行して既成事実を作るのに躍起になっているのであります。
失礼ながら、県議会においても、主題の事実が後日起きることを予測されずに、一部の大きな声を妄信されているのではないでしょうか。
この新内海ダムは、現在地の約五十メートル下流に造る計画で、今のダムを埋没させる形で、約八倍もの大きさにしようとするものであり、まったく不釣り合いで不似合いな巨大計画であります。
もともと昭和四十九年と五十一年に、小豆島全島を襲った大災害時にも、この別当川本流では、それほど大きな災害もなく、死者ゼロであったことが証明するように、極めて安全な流域であります。
氾濫や災害を発生させた支流や近隣河川の防災には、まったく無関係な場所であるにもかかわらず、強引に作業を進めようとしています。
ここで、なぜ企業が全滅する日がくるのかを説明させていただきます。
全長四キロメートルほどの別当川の中程に、問題の西日本一の堰堤(四百四十七メートル)の新内海ダムを建設しますと、すぐ側を流れる小幅ながら同等の長さの「荒神川」と「青木川」の水も流れ込むことになり、それが原因で近い将来風評が発生し、その結果、小豆島の食品産業や観光関係など島の大黒柱の産業から、大切なお客様がたちまち離れ去って行くことになるのは必至です。と申しますのは、この両河川には、食品・観光産業にとりまして最も嫌がられる屎尿処理廃水や生活汚水など雑排水が大量に流入し、それがそのまま新しいダムに流れ込んでしまうようになるのです。
幾多の諸先輩たちが、長年培ってきた島の主要産業に悪印象をもたらし、地形的にも、この事実を隠すことは不可能であるからです。
とても良い環境で生産されたと信じて、長年にわたり愛用してくれた製品が、近年のこととはいえ、こんなことになっていたのか! 観光で訪ねた小豆島で、飲食した食物に汚水が混入していたのか、という反感を買うことにならないように、今こそ、県会議員の皆様方と国会議員各位に、現在の無茶な計画を中止していただきたく、本書面をお送りします。
島として、物資の出入りが減少すれば、海上も陸上も便数は減り、廃止になるおそれもあります。島内のみの人の動きや物流だけでは、交通の足は維持できず、無人島へまっしぐら!になることは必定です。よって「島の灯は消える」ことになるのであります。
寒霞渓の自然を守る連合会 代表 山西克明

      • 引用ここまで---

誤字脱字誤変換があればお許し下さい、連絡があれば訂正致します。
世の中はいつも山西さんのような方が新しい時代を作るんですね(笑)目先の小さな利益に汲々として大局を見失っては成らない、本当に有難うございましたm(_ _)m

現在、店舗では年末大感謝特別セール開催中、驚きの低価格、デフレを吹き飛ばす嵐のような大サービス、ちろりん村が吹き飛ばされそうですが(笑)年末年始、1日も休まず、文字通り大晦日も元旦も営業致します。

新内海ダム中止!年末テント村は寒さのため中止(笑)店内レジにて署名用紙と資料をお配りしています。


自然食品ちろりん村新店舗
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↑ちろりん村新店舗がとりあえず2006年12月25日午前10時オープンしました、皆様のお越しをお待ちしています。
住所は〒760-0077高松市上福岡町2058-2(レインボー通りコジマ電気西へ50m)店舗専用電話087-837-2976
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↑お店の裏のエコ菜園。

↓店長(大西王仁)の「ちろりん村のショップ日記」↓
http://d.hatena.ne.jp/wanionishi/

http://www.niji.or.jp/chirorin/MENU/OMISE/misenotizu.html
↑新店舗・新社屋の地図。

http://www.niji.or.jp/chirorin/
↑無農薬有機栽培と自然食品のお店ちろりん村(宅配もあります)のホームページ

「自然食品 宅配」で検索したら、ヤフーランキング第一位↓
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E8%87%AA%E7%84%B6%E9%A3%9F%E5%93%81%E3%80%80%E5%AE%85%E9%85%8D&ei=UTF-8&fr=top_table&x=wrt
「自然食品 宅配」で検索したら、グーグルでは第三位↓
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グーグルマップの現地地図と衛星写真
http://www.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E9%AB%98%E6%9D%BE%E5%B8%82%E4%B8%8A%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E7%94%BA2058-2&ie=UTF8&om=1&z=15&ll=34.326922,134.0626&spn=0.016196,0.043216&t=h&iwloc=addr
↑矢印右側影の部分が弊社新社屋建設現場です、高松市上福岡町2058-2(レインボー通りコジマ電気の西50m)電話087-837-4568
現在、弊社の建物はグーグルマップに反映されていません。


ちろりん農園エコ菜園(菜園の写真は毎回更新)
二階から撮影↓
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↑ちろりん村店舗裏にあるエコ菜園東側。

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↑ちろりん村店舗裏にあるエコ菜園真ん中。

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↑ちろりん村店舗裏にあるエコ菜園西側。