「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載３６

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、今回は彼の著書を連載でご紹介致します。

- - 引用ココから---

第三章　安全・安心って　なあに？
１、ベロメーター
現在、市販の調味料や食品には、かなり濃い味が出回っています。そのため、正しい味が分からなくなる味覚障害になる人が増えています。
普段の生活で、マヨネーズやケチャップなどを大量に使ったり、辛い味や濃い味が好きな方は、シンプルな味を見分けるのは難しいかもしれません。
しかし、本来の味を知ることは必要です。
ところで、「ベロメーター」という言葉を知っていますか？
自分の舌を使って、野菜の安全性を確かめるハカリのことです。意識して食べてみると、様子が分かります。
舌は、味を感じることはもちろんですが、生産の過程で使用された堆肥や資材の味も見分けることができます。
個人差はありますが、その方法をちょっとだけ紹介します。
ベロメーターは、家族の健康を守る大切な役割をもっていると思います。
「食の安全は、自らの舌から」です。
それでは、ベロメーターの調査方法です。
はじめに、口の中を水などで洗ってください。
そして、調査する野菜を生のまま食べます。そのとき、野菜の味を記憶してください。
1、食べた瞬間の味はどうか？（甘さ、苦味、辛味、渋味など）
2、食べた後に残る味はあるか？（甘さ、苦味、渋味など）
3、残った味は水を飲んで消えたか？（消えた、消えない）
野菜は、つくられた過程で使用した資材を吸収し、それを味として出します。
ベロメーターは、本来、人間が持っている自己防衛本能により、安全か安全でないかという、食の大切さを見極める感覚を呼び覚まそうという提案です。
この味の違いは、機械で計るものとは違います。
機械の数値に出ないほどの極微量な味の違いでも、舌が五感を使って認識、確認しようとすることを応用しているのです。
最初は、自分が覚えている野菜の味をリセットすることから始めましょう。
それには、まず無肥料栽培の野菜の味を覚えましょう。
そうすれば、それが味の基本となります。
そして、農家情報と味を見比べながら、一つずつ、自分なりの味の見分け方を見つけてください。
ただし、あくまでも個人差がありますので、見極めるのには多少の時間がかかる場合があります。

- - 引用ここまで---次回につづく

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著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
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