「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載３９

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、今回は彼の著書を連載でご紹介致します。

- - 引用ココから---

第三章　安全・安心って　なあに？
４、家の中で農薬散布している？
食べ物の農薬について、表示義務を気にしている人は多いのですが、普段、家の中でも農薬を散布している事実を知っていますか？
テレビのコマーシャルを見ても、抗菌、滅菌、除菌、殺菌、防虫、虫除けなどのフレーズがやたらと出ます。何を買っても、説明書には抗菌や減菌という文字が目立ちます。
野菜に使う農薬と、どこが違うのでしょうか。そう思ったことはありませんか？　じつは、ほとんどが同じ成分でできているのです。
スーパーの家庭用品や薬局で売られている、ダニやゴキブリ、蚊などの殺虫剤をはじめ、衣類の防虫剤、カビ取り剤、消臭剤、芳香剤、はたまた水虫薬などの殺菌剤、手の消毒薬、防虫加工の家具やカーペットなど、さまざまな薬剤が家の中にところ狭しと入っており、目の届かないところで薬剤が使用されています。これらが一つも家にないという家庭は滅多にありません。
氾濫しているのは家の中だけではありません。空き地の雑草には除草剤が、街路樹には殺虫剤が撒かれており、タクシーや電車、バスは消毒が施されています。学校や保育園も定期的に薬剤散布されています。食品添加物や残留農薬を気にする人も、滅菌や殺菌という言葉になると、清潔感を感じて受け入れてしまうようです。
また、見えないところに住むゴキブリやダニを煙で殺虫する商品があります。
閉め切った部屋で煙が立ちこめて、ガスのように霧状で散布する燻蒸剤のことです。これを使うと、自分の家にいた害虫が他に移動して、その後も寄りつかないバリアー効果があるといいます。噴霧した霧状の薬剤が、付着したまま残って効果が持続するのです。
化学物質過敏症が年々増える中で、「食べられる野菜をつくらないと大変だ」という思いが、私の運動の原点です。
しかし、食べ物だけを見ていても、ほかで化学物質を使っていては意味がありません。
こんな話しもありました。
昨年、化学物質過敏症を改善するために、東京から千葉県の山奥に引っ越した方がいます。家は木造でよかったのですが、少し離れたところにある果樹園が使う農薬がひどく、また別の場所に引っ越したというのです。
もはや、これは他人事ではない時代なのでしょうか。

- - 引用ここまで---次回につづく

↓「元気な種で育てる究極野菜の誕生」の購入方法↓
著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
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自然食品ちろりん村新店舗

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↑お店の裏のエコ菜園。