「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載４０

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、今回は彼の著書を連載でご紹介致します。

- - 引用ココから---

第三章　安全・安心って　なあに？
５、若い葉には硝酸態チッソ
ある家庭菜園やプランター栽培をしている方が、「野菜がすぐ虫に食べられてしまうので、その前に食べることを心がけています」と話していました。
しかしそれは、硝酸態チッソが多く含まれている若い野菜です。
野菜には、自然界の仕組みで、硝酸態チッソを吸収して身を守る時期があります。新芽が出て、次に若芽が出て、そして成長をはじめる10cmくらいの大きさになるときです。それは、虫達に食べられてしまう柔らかい時期でもあります。虫達も、柔らかくて美味しい時期を知っているのです。しかし、野菜も、簡単には食べられないよう身を守る術を使います。
それが、発ガン物質になると恐れられている硝酸態チッソです。もちろん、虫も命に関わるので食べられません。その若葉を、虫達よりも早く食べなければといって食べる人がいますが、おすすめできません。虫が食べるのは、原則的に分解しなくてはいけないものがあるときです。
自然の生態系サイクルで生かされている虫の役目の一つが、「分解」です。虫達は自分の体を通して、化学物質や動物性有害物質を無害に浄化するために存在するといっても過言ではありません。よく害虫とも呼ばれますが、じつは地球にとって、とても有益な役割があるのです。
基本的に、虫が野菜を食べない理由は二つあります。一つは、分解する材料がないとき。つまり、清浄な野菜の場合です。
二つ目は、分解するために食べないといけないのに食べられない、農薬などの薬を使われたときです。しかし、この場合は別の刺客が現れます。虫達は、最初は薬によって殺されてしまいますが、耐性菌をもった薬に強い菌が分解の役目を担います。そのあと、また虫達の活動が始まります。
科学の進歩は必要ですが、環境破壊をした人間にできるのは、自然界の保護と自然の浄化の促進を妨げないことだと思います。

- - 引用ここまで---次回につづく

↓「元気な種で育てる究極野菜の誕生」の購入方法↓
著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
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自然食品ちろりん村新店舗

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