「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載４２

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、今回は彼の著書を連載でご紹介致します。

- - 引用ココから---

第三章　安全・安心って　なあに？
７、遺伝子組み換え作物を考える　その１「安全性って何？」
遺伝子組み換え作物の安全性については、賛否両論あります。
アメリカでは、飼料用のみの、食用で許可されていない遺伝子組み換えトウモロコシ「スターリンク」が食品に混ざり、これを食べて異常を訴え、アレルギーが疑われた人が出ました。しかし、飼料用のトウモロコシが食用に混入するのは、避けられない実態なのです。
日本に大量に輸入されている大豆、トウモロコシ、菜種などは、それ自体が種です。その種が、運搬中にこぼれていろいろなところに自生するようになりました。
これまでに自生が確認された地域は、千葉県、茨城県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、兵庫県、岡山県、福岡県の９県です。
船で運ばれ、港のサイロから油脂会社、飼料会社などの加工工場にトラックで運ばれていく途中にこぼれたのでしょう。千葉港では、自生している遺伝子組み換え菜種を、抜き取る活動も行われました。
トクに菜種は、アブラナ科の野菜（小松菜・白菜・カラシナ・キャベツ・アブラナなど）の多くと交雑してしまいます。こぼれた種が発芽し、花をつけて花粉を飛ばし、近くの畑の農産物と交雑する可能性もあります。
自家採種を管理しながらの採種ならまだよいですが、普通に栽培していると、いつのまにか遺伝子組み換え野菜が混ざっているかもしれません。

- - 引用ここまで---次回につづく

私は、飼料用や加工用だからといって、遺伝子組み換え作物を使うことには賛成できません。いままで地球上に存在していなかった遺伝子組み換え作物を家畜や加工用に使うことはよくて、人が直接食べるのは危険だという考えには与しません。家畜が食べようが、人が食べようが、危険なことにはかわりがないと思ってます。
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著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
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