「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載４９

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、今回は彼の著書を連載でご紹介致します。

- - 引用ココから---

第三章　安全・安心って　なあに？
１４、有機認証の継続審査
有機ＪＡＳ認証を取得した人は、年に一度、必ず継続審査を受けなければなりません。
過去一年間で、畑に何を入れたのか、肥料は何を使ったのか、有機の認定資材として適合しているか、収穫に使った道具や、運搬に使った車などの洗浄はしているのかなど、細かい規定が定められている有機農産物の技術的基準という内容の範囲内で自ら決めて作成し、それを自分で守っていくというルールです。
しかし、その基本となるルールはすべて決められていて、このようにつくりなさいといわれています。その通りでなければ有機認定が受けられないので、できるだけ自分で守れるようにつくっています。
また、年間の栽培についても、「化学農薬や化学肥料を使わない栽培方法でつくりました」、という証明書（栽培管理表）を作成するのは大変です。
「有機農業の発展を図る」ことを目的とした有機農業推進法が議員立法にて成立されても、細かい書類管理や資材管理などが要求されます。
パソコンに座って、一日中書類を書いて記録していないとできない内容です。
証明に必要な書類があまりにも多いと、もともと有機農産物を生産する人が少ないのに、新たに取り組もうとする人は、もっと少ないのは当然ではないでしょうか。
ポジティブリストを使った農薬の適正さと証明することが出されましたが、使っていないことを証明する有機農産物はもっと大変です。
そのためには、生産者は自分の畑や栽培方法、考え方の情報をどんどん発進していくことが必要です。
そして消費者が、その情報を鵜呑みにせずに自分の目で見て確かめてから流通をはじめる、という方法なら確実でしょうが、実際にそんなことができるのでしょうか。情報発信をしながら安心・安全な野菜をつくっていれば、いずれ理解してくれるのでしょうか。信頼してくれるのでしょうか。答えは誰にもわかりません。
しかし、チャレンジする価値はあると思います。とにかく、私は本物を出荷し続けます。消費者が喜ぶ日が来るまで。

- - 引用ここまで---次回につづく

石井さん、思い出します。25年前「無農薬野菜はいかがですか？」と団地や住宅街を引き売りしてたことを。「無農薬？野菜？アホか、農薬使わんと野菜なんかできるわけないやろ、ボケ！」
時代が変わっても常に初心を忘れず、今の私は「自然栽培の野菜はいかがですか？自家採種野菜はいかがですか？」と声を大にして叫びたい。そしていつの日か「この野菜たちは私がつくった在来種野菜です、いかがですか？」と叫びたい。

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著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
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自然食品ちろりん村新店舗

↑ちろりん村新店舗がとりあえず2006年12月25日午前10時オープンしました、皆様のお越しをお待ちしています。
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