「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載７２

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、許可を頂いて彼の著書を連載でご紹介致しています。

- - 引用ココから---

第４章　肥料を使わない究極の農法
２０、草の種類は土でできる
種や苗を植えたら、「生育管理」になります。具体的な作業は、雑草の抜き取りや水の管理、温度の管理が主になります。
無肥料栽培の場合は、温度と水の管理には、必ずといっていいほど敷き草を使います。敷き草の材料確保のために麦や牧草（ソルゴー）を植えて、敷き草の材料をつくります。
敷き草がなければ、落ち葉を拾ってきてもよいのですが、落ち葉を畑に敷きつめると、落ち葉を分解していた余計な虫まで入ってしまうので、あまりよくありません。
無肥料栽培では雑草は必要ありません。あえて抜かない方法もありますが、基本的には抜いた方がよいでしょう。
抜かない利点は、雑草がある程度、敷き草のかわりをしてくれることです。
雑草が水分を保って土に落としたり、雑草の持つ硝酸態チッソが虫除けになったり、大きくなると、かわりに食べてくれたりします。
草取りも、種を落とさないように除草すると、自然に草も生えてこなくなります。管理や収穫作業が楽であったりするのも、草を生やさない理由です。
土ができてくると、根の張りが浅いものに変わっていくといわれています。逆に無肥料の場合は、根の張りが深くなっていくようです。
チッソ肥料などがなくなるほど、地中深くに根を張って栄養をとろうとするようです。無肥料栽培になればなるほど、草も取りにくくなるので、除草はしっかりとしていくほうがよいです。
元もと管理することが少ないですから、草取りぐらいはしてもよいかと思います。草取りをしながら草の根の状態を見て、土の状態を把握できるのだからよいことだと思います。

- - 引用ここまで---次回につづく

私の菜園では今のところ基本的に除草はしておりません。野菜が負けそうだなと思ったときだけ草を抜いたり刈ったりしています。雑草を抜くか刈り取るかは現場で判断します。ま、狭い菜園だから可能な方法だと思ってます。

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著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
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