「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載７６

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、許可を頂いて彼の著書を連載でご紹介致しています。

- - 引用ココから---

第５章　究極の種で安心・安全野菜
２、自家採種のすすめ　その１「入門編」
自分で種をとることを、「自家採種」といいます。
「ＮＰ０法人　日本生態系農業協会」では、日本で唯一、種認証の第三者認証をしている、有機ＪＡＳの登録認定期間です。
この日本生態系農業協会の種の認証基準は、四つに分かれています。
1、無農薬、無肥料栽培で採種した種であり、自家採種を始めて１年目から９年目までの種を「自家採種種子」と認定しています。
2、無農薬、無肥料栽培で採種した種であり、１０年目からの種を「在来種種子」と認定しています。この種が最高位です。
3、有機認定圃場から採種した種であり、自家採種した種を「有機種子」と認定しています。
4、栽培方法は問わないで採種した種であり、自家採種を始めて５年以上の種を「固定種子」と認定しています。
以上の基準があります。
自分で採種した種を、第三者機関で認定してもらうには、この基準のなかから自分の種が何かを決めて申請すればよいです。
無肥料栽培で自家採種しようという、究極の安心安全野菜をつくろうとする方の場合、できるだけ種は無農薬で栽培したものを選ぶのが望ましいです。
つくりたい野菜の種がない場合は、市販されているなかで「固定種」と書いてある種を使って下さい。
なかには、「在来種」、「伝統野菜」と記されているものや、「本場野菜」、「地元野菜」、「古代野菜」などと書かれた、品種改良された新しい種が売られているので気をつけて下さい。
「伝統野菜」と書いていても、「一代交配種」と書かれている場合があります。
比較的簡単にできる自家採種の野菜は、大和イモ、ジャガイモ、ショウガ、里イモ、長ネギ（分結品種ではないもの）、インゲン、エダマメ、キヌサヤ、キュウリ、カボチャ、スイカ、メロンなどです。
大和イモ、ジャガイモ、里イモ、ショウガは、収穫した野菜そのものを種に使います。
エダマメ、インゲン、キヌサヤ、キュウリ、カボチャ、スイカ、メロンなどは、木についたまま熟させて種をとります。
まずは、簡単に種とりができる野菜から、採種してみるのがよいでしょう。

- - 引用ここまで---次回につづく

↓「元気な種で育てる究極野菜の誕生」の購入方法↓
著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
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