「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載７８

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、許可を頂いて彼の著書を連載でご紹介致しています。

- - 引用ココから---

第５章　究極の種で安心・安全野菜
４、自家採種のすすめ　その３「野菜の選抜」
自家採種で、とても大切な作業行程に「選抜」があります。
どの野菜を種ように選ぶのか、という作業です。
私がすすめている在来種は、同じ品種でも種の変化の幅が広いので、栽培地の土壌や気候条件といった影響を受けやすいです。
栽培者の選抜基準によっても、大きく変化していきます。
地方では、同じ品種でも、微妙に形や色の違いが生じるのは、この理由からです。
根菜類（土の中で育つ野菜のこと）は、土壌の影響を受けやすく、選抜する場所によって形状や品質が大きく変わります。ダイコンが地方によって多くの品種があるのは、このためです。
選抜社の意識が、無意味に加味されて種が変化していきます。
それが栄養繁殖のものであったとしても、長期にわたって増殖を繰り返すうちに変異が生じてしまい、少しずつ変化します。
全く同じ形質の種を長期間にわたり維持することは、本当に難しいです。
ですから、採種する人は、多少種が変化してもしかたがない、と考えるのが妥当です。
在来種は、突然変異や交雑によって遺伝子の交換がない限り、小さく変化はするものの、大きな変化は生じません。
採種する目的は、「同じ形質の維持ではなく、土壌や気候などにあった品種にすること」です。
そのためには、選抜のときに、できるだけ均一な固体を選ぶことが大切です。
また、新たな変化を期待するのであれば、自然交雑に任せることです。
また、雑菜類（葉物関係のこと）は、選抜する株も多くして、おおめに播種して、よい株を残すようにしてください。
もちろん、虫や病気に被害の少ない株を選んでおくことも大切です。雨の多い場合や乾燥するなどの悪条件の中でも、「無肥料栽培」の中で生きながらえる株は、根が強く病害虫にも抵抗力がある場合が多いものです。
手塩にかけた栽培方法で、いろいろな肥料を与えて農薬などで過保護に守った株は、抵抗力がなくなっています。丈夫な種を残すためにも「無肥料栽培」でつくった種が大切です。
次は、採種の方法についての説明です。

- - 引用ここまで---次回につづく

↓「元気な種で育てる究極野菜の誕生」の購入方法↓
著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
↓究極の野菜や本は下記↓ネットでも購入できます、もちろん、ちろりん村でも販売しています。
http://www.natural-seed.net/hanbai.html
↓ちろりん村の社長のツイッター↓必見です（笑）
http://twitter.com/shizensyokuhin

自然食品ちろりん村新店舗

↑ちろりん村新店舗がとりあえず2006年12月25日午前10時オープンしました、皆様のお越しをお待ちしています。
住所は〒760-0077高松市上福岡町2058-2（レインボー通りコジマ電気西へ50m）店舗専用電話087-837-2976

↑お店の裏のエコ菜園。