時には少し立ち止まって２ - ちろりん村の社長日記

何度もの訪問にほだされて、百姓志願の若者が住む過疎の村へ遊びに行った。彼は私達家族を呼び寄せて一緒に自給自足の生活をしようと希望に燃えていた、実際彼はよく働いた「朝は朝星、夜は夜星」という言葉があるが、文字通り彼は朝暗い内から働き、日が落ちて暗くなっても働いていた。一方、私はといえば朝は日の光が差し込んで暑くて目が覚めるまでねていたし、天気が良い日は一日中清流で釣りをしたりで、村民からはすこぶる評判が悪かった（笑）私がこの村の河原にある家畜小屋を改造した家に住むようになったきっかけは・・・これを話し出すと長くなるが、でも話さなければわかりませんね（笑）
この小屋は百姓志願の若者が村の地主さんから借りて自分たちで改築（改築といっても材料費は１万円もかかっとらんやろ、床にボロ板を張って、何処かで拾ってきたトタンを張っただけのバラック）し、彼の家族とたまに来る友人達と一緒に住んでいたそうだ。その小屋は豚小屋か鶏小屋だったに違いない、高台にある部落から急な坂道を下り、谷底にある川まで徒歩で降りる。確か軽自動車なら回り道をして降りられたとは思う。とにかく降りて、向こう岸に渡るには吊り橋を渡らなくてはならない、もちろん車は渡れない、部落のバス停からここまでが約１０分。渡ったら渡ったで九十九折りの獣道を登り、そこから徒歩で５分くらいで小屋に着く、もちろん小屋には電気がないしガスもない、水道もない、電話もない、車なんて端からもってないし、ないないづくしだった。彼曰く「大西さん達はここにすんだらエエワ、百姓道具はなんでも揃っているし、ここにないものは言ってくれたら僕の家から持ってくるから、それに、家賃はいらん」だれが払うか！と思いながら彼の話を聞き流して私は考え事をしていた「こんなとこで住むくらいなら今住んでる墓場の横がなんぼかマシじゃ、電気とガスがあるし」と・・・（続）

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自然食品ちろりん村新店舗

↑ちろりん村新店舗がとりあえず2006年12月25日午前10時オープンしました、皆様のお越しをお待ちしています。
住所は〒760-0077高松市上福岡町2058-2（レインボー通りコジマ電気西へ50m）店舗専用電話087-837-2976

↑お店の裏のエコ菜園。