水菜よ万葉よ、早く大きくなぁれ - ちろりん村の社長日記

季節がめぐりて植物が育つ、これは人の営みと関係がない。小賢しい知恵をめぐらせて季節はずれの野菜をつくらなくても、種さえ蒔けば自然に育つように仕組まれている。うまく育たないのは、人が余計なことをしたからだろう、野菜のことは野菜が決める、人は自分のことを決めればいいのだ。二宮尊徳が言う「明日は雨か嵐か知らねども、今日の努めの田草取るなり」たぶん引用が正確ではありません（笑）が、そんなことは、この際どうでもいいことだ（笑）
話は変わるが田草を取ると尊徳は言っている。それでふと、我が菜園の栽培方法が気になった。確かに田の草を取るのは必要かもしれない、でも、彼等が畑の草を取っていたとは思えない。自然農法三年目の未熟な俄百姓ですが、畑が肥えてくると性悪な草はあまり生えないようだし、草の生える隙間もない。草を生やす百姓は駄農だと、それで百姓は草が生えないように、生える前に対策を色々やっていたようだ。もっとも、狭い畑で次から次と野菜を栽培していたら雑草などは生える隙間がありません。時代が変わり、草を生やす百姓はダメな百姓だという風聞だけが残って、必要もないのに雑草を見つけると必死に除草剤をかけたり抜いたりしている。世間体を気にしての作業で、百姓魂は何処かに消えていってしまったのでしょう。そんな労力をかけるなら自家用の野菜などをつくってのんびり暮らせるような世の中にしたいものですね。
農家が農業に誇りを持てない、そんな時代が長く続いてます。「勉強ができないなら百姓になれ、百姓は馬鹿でも出来る」なんて、親や学校の先生が生徒に教育したのだから当然といや当然。今の時代、その天罰が下っている最中なのでしょう。自分の食べるものを自分で作らないとしたら、誰かの作った作物をカネや武力で横取りするしかありません、これって略奪ですよね（笑）この基本が間違っています。ああ、話が難しくなってきた、では本日はこれまで。

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著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
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自然食品ちろりん村新店舗

↑ちろりん村新店舗がとりあえず2006年12月25日午前10時オープンしました、皆様のお越しをお待ちしています。
住所は〒760-0077高松市上福岡町2058-2（レインボー通りコジマ電気西へ50m）店舗専用電話087-837-2976

↑お店の裏のエコ菜園。