腸内細菌叢と免疫　その３ - ちろりん村の社長日記

連載は「こうべ消費者クラブ」代表前迫（まえさこ）さんの「そろそろ本当のことを言わなくっちゃシリーズ」を了解を得て連載しています。なお、掲載部分は冊子の左側本文のみとし、右側参考資料は省きます。ご興味のある方は「こうべ消費者クラブ　078-903-2567」までお問い合わせください。
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さて、この腸内細菌も異物ですから、本来なら腸管粘膜で免疫反応が起こるはずです。つまり腸管粘膜で炎症が起こり、腹痛や下痢が起こるはずです。でも、実際には起こりません。特例としては自家中毒や過敏性大腸炎など、心因性や自己免疫疾患などと診断される症状に紛れ込んでいるかもしれませんが・・・。この様に、自分自身や、必要な栄養や、そして慣れ親しんでくる腸内細菌群に免疫が反応しないことを「免疫寛容」と言います。
元来、病原細菌の腸管侵入を受けるとIg-Aが生産され病原菌を攻撃します。この免疫応答が発達していれば、病気になりにくかったり、軽く、あるいは早くに治癒するわけですが、この病原細菌に対する免疫は小さな頃に多くの軽い病気に罹ることで鍛えられる免疫だと、毛利子来さん他、多くの医師達が指摘しています。同時に、この定着している腸内細菌も日頃から腸管粘膜と接触を繰り返すことで免疫を鍛えてくれています。
それと同時に、この経口免疫寛容は、異物の中で有害なものと有益なものを見分ける作用ですが、この機能も学習を繰り返すことで発達します。つまり、腸内細菌叢は
（３）腸管免疫系を鍛える
（４）腸管免疫系の判別能力も高めることが知られてきました。
殊に腸内細菌を持たない無菌マウスではIg-Aの生産が悪い上に、経口免疫寛容が誘導されないことが判っています。この「無菌マウス」こそが、寿命が１.５倍になると言われる実験室の無菌動物の例なのですが、このように虚弱体質の動物になりはてます。
現実の人間社会で、やがては様々な逆境にも打ち勝って生きていかなければならない子供たちを、精神的にも肉体的にも虚弱に育ててしまってはいけませんね。「きれいきれい」「無臭」生活もほどほどにしておかないと、「衛生的→健康」という「信仰」とは裏腹に、かえって虚弱に育ててしまいます。
「腸内細菌叢と免疫」の掲載は終わって、次は来年から「腸管免疫とワクチン注射」の掲載が始まります。
今年も残すところ、あと一日、大晦日は餅つきで終えます。弊社駐車場にて、餅つき大会です、フルってご参加ください、お一人二個ずつくらいはあるでしょうか？午後二時から始めますからお早めにお越し下さい。来年もよろしくお願い致しますm(_ _)m　バイ菌だらけの手作りお餅で腸内細菌叢を豊かに致しましょう（笑）

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自然食品ちろりん村新店舗

↑ちろりん村新店舗がとりあえず2006年12月25日午前10時オープンしました、皆様のお越しをお待ちしています。
住所は〒760-0077高松市上福岡町2058-2（レインボー通りコジマ電気西へ50m）店舗専用電話087-837-2976

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