「ワクチン・製薬会社・EU議会」　その２

連載は「こうべ消費者クラブ」代表前迫（まえさこ）さんの「そろそろ本当のことを言わなくっちゃシリーズ」を了解を得て連載しています。なお、掲載部分は冊子の左側本文のみとし、右側参考資料は省きます。ご興味のある方は「こうべ消費者クラブ　078-903-2567」までお問い合わせください。
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お知らせするのが遅くなりましたが、このお正月（昨年の2010年）元旦、年賀状とともに頼もしいニュースが入ってきました。欧州評議会がWHOと今回のパンデミックスキャンダルとの関係の調査を開始する模様、というニュースです。
「欧州評議会の保険委員会は、製薬会社の世界的豚インフルエンザキャンペーンの影響、特に業界がどれだけWHOに影響を及ぼしているのかに焦点を絞って、2010年1月から調査開始することを満場一致で可決した。これで漸（ようや）く世界中の何百万という人々の生活を台無しにし、あるいは死に追いやってきたWHO、製薬業界そして学術研究者の三者で成る、いわゆる薬物腐敗のゴールデン・トライアングルの透明性を公にする動きが始まったことになる。」
でも、この決議以前にオランダやドイツでWHOに影響を与える医学者達（WHO顧問の専門家組織＝SAGE）の多くがグラクソ（Glaxo Smith Kline）、ロシュ、ノバルティスといった、欧米の製薬会社から資金を提供されていることが知られているのですが、特にオランダでは、エラスムス大学の教授でWHOとEUの顧問委員会メンバーである保健衛生の専門家オスターハウス（Albert Osterhaus）が複数の製薬会社から裏金として資金援助を受け、その金を隠匿・脱税していた疑いで、オランダ議会の委員会の調査を受けています。オスターハウスは「豚インフルエンザの法王」（Swine Flu Pope）とあだ名される最高権威者で「鳥インフルエンザは人に感染する」と主張して煽り、ロシュに１億ドルを儲けさせた前歴があるそうです。数年前からの「強毒性鳥インフルエンザパンデミック」の「予言」で始まった各国のタミフル備蓄のことでしょうね。
掲載はここまで、次回につづく。

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