「２、食品偽装と販売者（主に量販店）」その１

連載は「こうべ消費者クラブ」代表前迫（まえさこ）さんの「そろそろ本当のことを言わなくっちゃシリーズ（2010年以前に配布）」を了解を得て連載しています。ご興味のある方は「こうべ消費者クラブ　078-903-2567」までお問い合わせください。
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実は食品の価格決定の実態は、最近はどうも違う。「牛乳生産費」というのは生産コストを積み上げたモノですよね。これだと「生産価値」ですが、経済学の教科書では価格は需要と供給のバランス＝「交換価値」で決まるモノだとされてきたわけです。
ところが今、全国の酪農家が「もうやっていけない」とますます離農に拍車がかかっています。「丹但酪農」の山川さんに聞いたら「最近の離農の傾向は、後継者のいる酪農家も辞めだした」っていうんですね。それほど酪農環境は生産者にとって厳しい状態になっている。
それは輸入穀物、特に米国産コーンがエタノール需要に転換されだしたことが一番。ほかにも中国やインドの大人口国が経済発展で穀物需要を拡大し、世界中で穀物の取り合いが始まっている。メキシコでは人々の食べるトルティーヤの原料＝コーンの高騰にデモも起きている。
米国コーンは作付けが増えた分大豆の作付けが減り、大豆も高騰している。ために、大豆油を中心にコーン胚芽油・菜種油、そしてパーム油まで上がっています。パーム油もバイオディーゼル需要が見込まれていたんですが、ここ数日カーギルやマレーシア・オーストラリアなどのパームディーゼル工場の稼働が保留され出しました。パーム粗油が上がってディーゼル需要には使えなくなってきた。それほど値上がりが激しい。当然大豆の場合、飼料や醤油に使われる脱脂大豆も上がってます。

無施肥無肥料不耕起自然栽培のキャベツが一個、割れてきたので収穫しました。外葉は小さく、それでも大きな玉になり驚いています。このキャベツは挿し木をしたモノです。３年前に種からキャベツを栽培しましたが、その後は一切種蒔きしていません。でも毎年キャベツは採れます。その理由は、キャベツの株を抜かずに放置しておくと、そこから新芽が沢山でます。それをむしって他の場所に挿し木するだけです、ご興味のある方はやってみて下さい。無施肥無肥料不耕起自然栽培を始めて今年で４年目ですが、ナメクジなどの虫は居なくなりました、不思議ですね（笑）今まではキャベツを半分に切ると、沢山のナメクジが入っていました。

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