「２、食品偽装と販売者（主に量販店）」その２

連載は「こうべ消費者クラブ」代表前迫（まえさこ）さんの「そろそろ本当のことを言わなくっちゃシリーズ（2010年以前に配布）」を了解を得て連載しています。ご興味のある方は「こうべ消費者クラブ　078-903-2567」までお問い合わせください。
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小麦はオーストラリアの記録的な干魃の上に同様に中国・インド等の需要増、EU・ロシアなどの異常気象でそちらも品薄になっている。当然小麦フスマも上がりますね。その結果配合飼料も1.2倍以上の跳ね上がりです。これでは牛に餌がやれない。いくら牛乳を搾っても生産者は赤字になる。
ところが、これまでの乳価交渉経緯から考えて、つい最近までの原乳を捨てていたように需要が縮小しているために乳価の上げも期待できない。とリあえず「飼料価格安定基金」で飼料高騰ショックを和らげていたけれどその基金も底をついてきた。価格安定基金は差額に対する補償だから、高値安定だと前一年との価格差もなくなって補填が無くなる。
酪農経営の先は全く見えませんよね。だから真面目に前向きにやってきた（それは設備投資の借金も多いということなんですが）後継者のいる酪農家まで将来性がないために酪農を辞めちゃう。実際は借金が返せなくて自己破産みたいな形で出てるんじゃないかと思うんですけど。そういう状態になってきています。
（貧しい国の人達の食料まで奪って、家畜に穀物を食べさせるようなことをなんでやってきたんだ。という話しもアメリカ穀物飼料協会やエロア・ガリオア投資、キッチンカーなどの話から、いっぱいありますが、それは木次乳業の佐藤忠吉さんや貞之社長がこれまでもいっぱい話されてきたことでしょうから今日は言いません）
次回につづく。

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