「３、食品流通の圧力と私達消費者」その２

連載は「こうべ消費者クラブ」代表前迫（まえさこ）さんの「そろそろ本当のことを言わなくっちゃシリーズ（2010年以前に配布）」を了解を得て連載しています。ご興味のある方は「こうべ消費者クラブ　078-903-2567」までお問い合わせください。
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後日聞いたんですが、実はその頃、足立さんは醤油醸造を考え直さないと＝つまり辞めることも考えられていたそうです。というのは、はやりスーパーや百貨店に卸されていたんですが、突然、そんなスーパーから「日付が迫った」という理由で返品されてくるんだそうです。それも運賃着払いで。それで「こんな商売いつまでもやってられヘンなぁ」って悩まれていたそうなんですが・・・これ、送り返すスーパーから見たら「また新しいラベル張り替えて＝賞味期限を新しく一年先にして売ったらええやろ」くらいに考えてやっていると思いません？　私はどうもそう感じます。同じような立場ですから、これが廃棄になるんだったら、やっぱりちょっとそこまでできない。と私なら思うんですよね。相当心苦しいやり方です。でも、何なりとメーカーなんだから再活用する方法もあるだろうと高をくくってれば、普通の人にもやれそうな気がします。つまり「賞味期限の偽装をやれ！」と言ってるようなものですよね。このような例を知ると、食品メーカーだけに偽装の責任は押し付けられないんじゃないかと・・・実は暗黙に、「未必の故意」っていいますが、こんな所にも販売者・食品流通がやらせている表示偽装ってあるんじゃないのかな？
次回に続く。

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