「５、無農薬（有機）畑の生き物」その３

連載は「こうべ消費者クラブ」代表前迫（まえさこ）さんの「そろそろ本当のことを言わなくっちゃシリーズ（2010年以前に配布）」を了解を得て連載しています。ご興味のある方は「こうべ消費者クラブ　078-903-2567」までお問い合わせください。
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この生態系のバランスを福岡県の宇根豊さんは、「田圃の生物調査」って言う形で広めようとされています。
私が始めて宇根さんのこの「生き物調査」のお話を聞いたのは３〜４年前の12月、岡山大学での「有機農業学会」でした。このときの説明では、とにかくなんでも田圃にいる生き物に点数をつける。希少なものほど点数が大きかったんですが、田圃そのものをビオトープに見立てて、その生態系の豊かさを実証する。そこで田圃の「多面的機能」＝自然環境の保全や環境循環機能を評価する指針にしようと言う趣旨で、できればその点数について補助金がつけばよいなって趣旨だったと思います。
この中でシマヘビに６点だったかな？　点数が割り振られてました。「そしたらマムシなら１０点だよね。石垣島なんかだったら田の畦にサキシマハブがいたりして、農家さんはとっても危険視してるけど、サキシマハブならば２０点。」なんて、私は冗談を誰かさんと言ってたんですが・・・。
でも、この話も全くの冗談ではなくって、南光芋煮会の淵上文徳さんは田圃の手除草中に手をマムシに咬まれています。稲坂さんの所は青野ヶ原の自衛隊の基地に隣接してるんですが、昔ナイキミサイルの配備で問題になって、反対運動なんかもあった基地ですが、その基地の演習地に沼があったり、その周りに藪が残ってたりして、どうもそこ辺りがマムシの巣になってるようです。そこから用水路なんかを伝ってマムシが近隣の家に出没する。国民を守る基地じゃなくって、マムシの出撃基地になって人を咬む。（たいてい、軍事基地から外にでてくるものはろくなことしないですね。沖縄とか岩国とかもね。）
次回に続く。

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