「元気な種で育てる究極野菜の誕生」連載８７

著者の石井吉彦さんは昨年の創業祭にて講演会をお願いしました、許可を頂いて彼の著書を連載でご紹介致しています。

- - 引用ココから---

第５章　究極の種で安心・安全野菜
１１、自家採種野菜の年越し準備
冬ごしする種とり用の大根は、あらかじめ土の中に埋めておき、少し出ている部分は、凍らないよう、松の木のようにしめ縄をして保護します。冬野菜での種とり用の野菜は、基本的に翌年の春に種をとるため、年越しをする準備が必要です。
無肥料栽培の場合、寒さ対策として、麦藁や落ち葉で畑を覆って（被覆）凍らないように保護しておきます。種をとる野菜は、土の中に根さえ残っていれば、表面の土を落ち葉などで被覆しておくだけで充分です。
そのころは、まるで林の中にいるように、落ち葉で覆われている畑を見ることができます。翌年になって暖かくなれば、芽が出てきて種が採れます。
この時期は、畑に野菜がなくても根をシッカリと残しておき、春を待つという作業をします。ですから畑の中を歩くときは、野菜が何もなくても気をつけなければなりません。うっかり落ち葉だと思って踏んでいると、根を傷めてしまうことがあります。
種とりをするときは、土の上に出ている部分よりも、根の部分を大事にしないと花が咲かず、まして種もとれなくなってしまいます。今、私の畑では白菜や長ネギ、小松菜やホウレン草、玉ネギが植わっています。もちろん、最も大切な小麦も植えられています。
小麦は、無肥料栽培にとって欠かせない必需品だからです。（被覆や土の水調整機能をもつ万能の材料だからです）。
自家採種用の野菜は、大根や人参、小松菜やホウレン草といった野菜たちが冬越しの準備をしています。自家採種をする場合、寒いから何もしないわけではありません。人間が寒いと思ったら、野菜も寒いのですから同じようにしないと可哀相です。
被覆は、人間にとって厚着のようなものです。寒いときは服を着ます。人間でも、足元を温めると寒さに耐えられますよね。土の中も同じです。
微生物たちも寒くて活動はできないでしょうが、寒さで死んでしまわないように温めてあげると大丈夫です。人間の世界が大恐慌だと大騒ぎしていても、自然は淡々としていて、変わらない一定のリズムで活動をしています。
地球全体の温暖化の影響は受けているでしょうが、それはそれで自然体で受け止めているようです。いつもと変わらないということは、すごいことですね。
来年のことを心配しているのは、人間だけでしょうから。

- - 引用ここまで---次回につづく

菜園のエンドウを内側半分だけ片付けてインゲンの種蒔きの準備をしてたら、自然薯の蔓が伸び始めてた。この自然薯は、里山で自然に生えている自然薯だ、収穫が大変だが、大好物なので毎年植えている、昨年の十倍くらい植えた（笑）

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著者は石井吉彦　発行は有限会社ナチュラルシードネットワーク
〒286-0117　千葉県成田市三里塚光ヶ丘1-454　ご注文はファックス0476-40-4006でお願いします。ネットでも購入できます、下記↓で購入して下さい。
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自然食品ちろりん村新店舗

↑ちろりん村新店舗がとりあえず2006年12月25日午前10時オープンしました、皆様のお越しをお待ちしています。
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